

引っ越しの見積もりがブレる一番の原因は、距離でも時期でもなく、荷物量が曖昧なまま依頼してしまうことです。
「だいたいこのくらい」「たぶん箱は20個くらい」だと、業者は安全側(高め)に見積もるので、比較しても噛み合いません。
そこで必要なのが、見積もり前に作る荷物リストです。
このページでは、誰でも短時間で作れて、料金ブレと当日追加を減らせる「現実的な荷物リスト」の作り方をまとめます。
細かく全部を書こうとすると挫折します。
見積もりに効くのは、結局ここです。
荷物リストは「精密な棚卸し」ではなく「見積もりが揃う状態を作る」ための道具です。最初は8割精度で十分です。
最初に、箱数の大枠を作ります。
箱数が見えるだけで、業者側の判断が揃い、比較が一気にラクになります。
| 世帯 | 箱数の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 単身(荷物少なめ) | 10〜20箱 | ミニマリスト寄り |
| 単身(標準) | 20〜35箱 | 一般的な一人暮らし |
| 2人暮らし | 35〜60箱 | 収納量で上下しやすい |
| 3人家族 | 50〜80箱 | 子どもの物で増えやすい |
| 4人以上 | 70〜120箱 | 荷物の増え方が急 |
箱数が分からない時の現実解
「部屋の引き出し・棚・クローゼット」を見て、入っている物を全部箱にすると何箱かをざっくり考えると早いです。細かく数える必要はありません。
箱数よりも、価格を押し上げやすいのが大型です。
大型はトラックサイズ、人員、作業時間に直結するので、ここは漏らさないほうがいいです。
大型チェック(そのまま使える)
大型は「台数」と「ざっくりサイズ感」が伝われば十分です。型番まで不要です。
当日追加が起きやすいのは、特殊作業が見積もりに入っていないケースです。
次の項目は、荷物リストに必ず書いておくと安全です。
| 特殊作業 | 例 | 見落とすと起きること |
|---|---|---|
| エアコン関連 | 取り外し・取り付け | 別料金が発生しやすい |
| 洗濯機の設置 | ホース・防水パン | 当日対応できず詰む |
| 家具の分解・組み立て | ベッド、棚 | 作業時間増で追加 |
| 吊り上げ・吊り下げ | 階段で通らない家具 | 高額になりやすい |
| ピアノ・金庫など | 重量物 | 特殊便で別手配 |
ポイント
「やるか迷っている」オプションでも、候補として書いて相談すると見積もりが揃いやすくなります。
細かく書かず、次のテンプレで十分です。
荷物リスト(コピペ用)
このテンプレがあるだけで「同条件で比較」しやすくなり、見積もりの精度も上がります。
荷物だけでなく、当日追加の原因になる「環境条件」も一緒に伝えると盤石です。
現実的な一手
不安があるなら、玄関〜廊下〜階段の写真を3枚撮っておくだけで、会話が早くなります。
荷物リストがないと、見積もりは「運ゲー」になりがちです。
逆に、箱数と大型、特殊作業が整理されていれば、比較はただの作業になります。
結果として、当日追加や揉め事が減り、最終的に安く済む確率が上がります。
次は、オプション料金で損しないための「落とし穴」を整理します。