家電の梱包は「プチプチで巻けばOK」ではありません。
壊れる原因の多くは、運搬中の衝撃よりも、運ぶ前の前処理不足です。
ここでは、家電を故障させないために最低限やるべき“前処理→固定→養生→箱”の順で、迷わない手順をまとめます。
結論:家電は「電源オフ」だけでは足りない
- 内部の水分(結露・残水)を抜く
- 動く部品(棚・回転体・フタ)を固定する
- コード類をまとめて引っ掛け事故を防ぐ
- 角と面を守る養生をして“点の衝撃”を分散させる
前処理の基本:やる順番はこの4つ
- 電源を切る→コンセントを抜く(熱がある家電は冷めてから)
- 水分・ゴミ・粉を抜く(残ると漏れ・詰まり・臭いの原因)
- 可動部を固定する(運搬振動で割れる・外れるを防ぐ)
- コードをまとめる(踏む・引っ掛ける・断線を防ぐ)
迷ったら:「中身が動かない」「液体が出ない」「引っ掛からない」を満たせば合格です。
梱包の鉄則:プチプチは“巻き方”で差が出る
- 角(コーナー)を厚め:角が当たると破損しやすい
- 面は1〜2周でOK:厚くしすぎると箱に入らず逆に危険
- テープは本体に直貼りしない:剥がす時に素材が傷む
テープはプチプチ同士に貼り、家電の表面には養生テープを“土台”として使うと安心です。
箱がない時の現実解:段ボールで“囲い箱”を作る
- 底になる段ボールを敷く
- 左右2枚を立ててテープで固定
- 前後2枚をかぶせて“筒”にする
- 上からフタをして固定(隙間は緩衝材で埋める)
ポイント:隙間があると中で揺れて破損します。新聞紙・タオル・丸めた紙で“動かない状態”を作るのが最優先です。
コード類の扱い:一緒に“袋に入れて貼る”が最強
コードやリモコンは、なくすと復旧が一気に面倒になります。
- ジップ袋にまとめる
- 袋に「家電名」を書く
- 袋を本体に養生テープで貼る(剥がしやすい位置)
やりがちな失敗と回避策
- 水分を抜かずに運ぶ:漏れて他の荷物も被害 → 前日までに乾燥
- 可動部を固定しない:棚・フタが割れる → 結束バンド/テープで固定
- 持ち手がないのに持ち上げる:落下事故 → 2人で底を支える
最後に:設置をラクにする“復旧メモ”
新居で迷わないために、家電ごとに1行でメモしておくと復旧が爆速になります。
- どの部屋に置くか
- 必要なコード(袋の中身)
- 設置に必要な条件(コンセント位置・排水など)
家電は「運べたら終わり」ではなく「すぐ使える」がゴールです。
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